2008年09月08日
ナフサの先週の契約価格、各地で大幅反落
C&F/日本の週平均は950ドル強に
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、わが国の商社や石油並びに石油化学企業が先週中に国際マーケットで契約したオープンスペックナフサのC&F/日本の価格は平均でトン当たり950ドル強となった。前の週の平均に比べると同60ドル強の値下がりとなる。率にして約6%の下降である。
 
 C&F/日本の先物の週平均価格が前の週を下回るのは3週振り。同1,000ドルの大台割れも3週振りとなる。史上最高値となった7月第1週の平均に比べると274ドル強(22.4%)安い。
 
 北西欧の先週の契約CIF価格は平均906ドルとなっている。前の週の平均を68ドル弱(7%)下回っている。3週振りの値下がりで、5週連続の1,000ドル割れとなっている。
 
 いずれも原油のスポット価格の反落に連動するかたちとなっている。ちなみに原油の先週の下降率はWTIが6.7%、北海ブレントが7.9%といずれも最近ではめずらしい大きなパーセンテージとなっている。