2008年09月10日
タカラバイオ、米大手試薬メーカーにLA−PCR法ライセンス
【カテゴリー】:新製品/新技術(海外)
【関連企業・団体】:タカラバイオ

 タカラバイオ(加藤郁之進社長)は10日、同社のLA-PCR技術特許実施権を米国プロメガ社(Promega Corporation、ウィスコンシン州)に供与することにし同日ライセンス契約を締結したと発表した。
 
 プロメガ社は、LA-PCRの実施権を得た企業としては世界で22番目となる。プロメガ社は今後、全世界でLA-PCR法を利用した製品の製造・販売が可能となる。これに伴い、タカラバイオは契約一時金及び売上げに応じたランニングロイヤリティーを受ける。
 
  LA-PCR法は、遺伝子工学の基幹技術であるPCR法の能力を飛躍的に向上させた画期的な技術で、従来のPCR法では1万塩基をこえるDNAの増幅は困難だったが、LA-PCR法では数万塩基の長鎖DNAを安定して正確に増幅することができる。
 
  LA-PCR技術は、PCR法の欠点を補完しゲノム解析や長鎖フラグメントのクローニングおよび変異導入等のPCR法の応用分野をさらに拡大した。同社は今後もLA-PCR法のライセンス活動を積極的に行っていく方針。
 
【プロメガ社の会社概要】
◇会社名 : Promega Corporation
◇設立 : 1978年 代表者 : William A. Linton, Chairman and CEO
◇従業員数 : 920
◇住所 : 2800 Woods Hollow Road, Madison, Wisconsin 53711-5399, U.S.A.
◇事業概要 : ライフサイエンス研究用試薬・機器の製造販売


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1221030005.pdf