2008年09月11日 |
セイコーエプソン、中小型液晶ディスプレー搭載のフオト・ビューワ発売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:セイコーエプソン |
セイコーエプソンは、エプソンイメージングデバイスが開発した高精細4インチ低温ポリシリコンTFT(LTPS)液晶ディスプレーをフォト・ビューワ「P−6000/7000」に搭載、ワールドワイドに発売した。 フォト・ビューワやデジタルフォトフレームは、デジタル写真を保存しつつ、皆で楽しむというニーズが増えている。とくにフォト・ビューワは撮った写真を皆で鑑賞、操作する感性共感型のニーズが高い。 デジタル写真を撮る一眼レフカメラは、07年に対前年比142%の747万台に伸びた。携帯電話でも動画対応の高付加価値製品が伸びている。こうした市場の動向に応じ、エプソンイメージングデバイスでは4インチLTPS液晶ディスプレーを開発した。 高視野角技術「フォトファインビスタリッチ」と、広色域技術「フォトファインクロマリッチ」を融合させて、どの角度からも色の美しい画像・映像を楽しめるようにした。 上下左右プラスマイナス80度から見ることができ、Adbe RGB(アドビシステム社が提唱した色空間の定義。青から緑の一部色域が広い)比94%の広色域を実現している。 同社ではこの技術を「フォトファインプレミア」と名付けた。今後も高精細ディスプレーの開発に力を入れ、中小型液晶ディスプレーでのNo.1を目指すとしている。カーナビゲーション、デジタルスチールカメラ向けやワンセグ対応などにも拡大する。 ■フォト・ビューワ向け液晶デスプレイの仕様 ◇サイズ:対角10.2センチ/40.3インチ ◇画素数:640×R−YG-B-EG×480ドットVGA ◇精細度:約200 PPi ◇表示色:約1,677万色、バックライト:白色LED |