2008年09月16日
ナフサの先物価格、先週平均も続落
C&F/日本はトン906ドル強に
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 日本到着が2.2ヶ月後となるナフサの先物の契約価格がさらに下降してきた。国際市場における先週のC&F/日本の平均価格はトン906ドル強で、前の週の平均をおよそ44ドル(4.6%)下回った。
 
 2週連続の下降で、最近のピ−クの7月第1週の平均に比べると320ドル弱の値下がりとなる。C&F/日本の価格が900ドル台そこそことなるのは今年4月第1週央いらいのこと。

 先行する北西欧のCIF価格の先週の平均は、900ドルの大台を割り込んで882ドル強となった。これも2週連続の下降で、前の週の平均を24ドル弱(2.6%)下回っている。900ドル台割れは今年4月第2週いらい。
 
 いずれも原油のスポット価格の続落に伴うもの。その原油価格は、WTIも北海ブレントものも中東ドバイものも今週明けがさらに下降している。このため大手商社では、今週のナフサ価格はさらに値下がりが続くと予想している。