2008年09月16日
SMの減産と出荷減が長期化
8月もともに大幅の前年同月割れに
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

 日本スチレン工業会が16日に集計したところによると、SM(スチレンモノマー)の8月の生産と出荷の数量は引き続き前年同月を大幅に下回った。
 生産量は24%、総出荷量は19%減で、この結果今年に入ってからの8ヶ月の全てがともに前年割れとなった。

 うち出荷は、国内向けも輸出も前年を下回っている。国内向けは16%減で、6ヶ月連続の前年割れとなった。消費量が最も多いPS向けが17%減となったのと、PS向けに次ぐ消費規模のABS向けが20%減となったのが響いている。
 輸出は23%減で、今年に入って8ヶ月全てが前年割れとなっている。中国からの引き合いが低調で、しかも中国側の提示価格が安いため各社とも成約を大幅に絞らざるを得なくなっているという。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1221565218.pdf