2008年09月17日
三菱化学、鹿島第2エチレン再開、7号炉も復旧
【カテゴリー】:経営(環境/安全)
【関連企業・団体】:三菱化学

 三菱化学は17日、一部設備に不具合が見つかり、今月2日から操業を停止していた鹿島事業所(茨城県、梶原泰裕所長)の第2エチレンプラントについて、検査・補修を終え安全性が確認されたため、同日操業を再開したと発表した。

 昨年12月21日の火災事故発生後、復旧のため停止していた7号炉(2F-207)も、12日に停止命令が解除され、同時に操業を再開した。

 分解炉のうち残る8号炉(2F-208)は、損傷状況を検査中のため、現段階でまだ再開のめどは立っていない。
 
 しかし、8炉中7炉が復旧したことで、エチレン生産能力は45万3,000トン/年となり、火災事故前の能力(47万6,000トン)に対して約95%回復したことになる。

 なお同社は、誘導品需要の減退から、鹿島・水島両事業所で各プラントの最適運転を実施することにしており、年内は全生産能力(エチレン約130万1000トン/年)の約80〜85%の稼働率で操業する予定である。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1221626554.pdf