2008年09月18日 |
EPSの出荷、8月は再びマイナス成長に |
前倒し需要の反動か、前年同月比16.8%減 |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会 |
発泡スチレン工業会が集計したところによると、発泡スチレンビーズ(EPS)の8月の総出荷数量は前年同月比16.8%減の12,426トンとなった。 7月の出荷量は前年同月を7.7%上回って12ヵ月振りの前年同月超えとなったが、わずか1ヶ月で再び前年割れに戻った。EPS各社の値上げ表明に伴って発生した前倒し需要の反動が出たものと見られている。 主力の水産用の14.8%減をはじめ、全ての用途分野の出荷が前年同月の実績を大きく下回っている。うち家電用は13ヶ月連続の前年割れで、需要不振の長期化が特に目立つ。 この結果、EPSの今年1月から8月までの累計は108,710トンとなった。前年同期の実績を7.0%下回っている。前年同期を上回っているのは農業用の6.3%増だけ。9月以降によほど大幅な伸びがない限り、年計では4年連続のマイナス成長となる。 EPSの8月の出荷実績と1〜8月の累計は別表の通り。 【関連ファイル】 EPSの08年8月の出荷実績と1〜8月の累計 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1221707122.xls |