2008年09月19日 |
PPフィルムの出荷、8月はOPもCPも前年割れ |
食品包装用がともに今年初のマイナス成長 |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:日本ポリプロピレンフィルム工業連合会 |
日本ポリプロピレンフィルム工業連合会が19日に集計したところによると、PPフィルムの8月の出荷数量はOPP(PP延伸フィルム)もCPP(PP無延伸フィルム)もともに前年同月を下回った。OPPは8ヶ月ぶり、CPPは2ヵ月振りの前年同月割れとなった。 これには、消費量が最も多い食品包装用の出荷の落ち込みが大きく影響している。OPPの食品包装用は11.0%減で8ヶ月振りの前年同月割れ。またCPPの食品包装用は3.3%減で9ヵ月振りの前年同月割れとなっている。 いずれの場合も、両フィルム各社による値上げ表明で7月に発生した前倒し需要の反動が出たためと見られている。 この結果、今年1月から8月までの出荷の累計は、OPPが167,877トン、CPPが107,526トンとなった。前年同期比はOPPが6.1%増、CPPが3.8%増ということになる。このように1〜8月の累計が前年同期を上回っているプラスチック加工製品は他にほとんど見られない。 【関連ファイル】 PPフィルムの08年8月の出荷と累計 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1221813273.xls |