2008年09月22日
ナフサの先週の契約価格も下降
C&F/日本の平均は824〜825ドルに
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 わが国の商社や石油精製企業ならびに石油化学企業等が国際市場で先週中に契約したナフサの先物のC&F/日本価格の平均はトン当たり824〜825ドルとなった模様。
 3週連続の下降で、前の週の平均をおよそ9%下回る。C&F/日本の週単位の契約価格が800ドル台となるのは、今年3月31日〜4月4日の896.7ドルいらいのこと。
 
 北西欧のCIF価格も同様に3週連続の値下がりとなった。前の週の平均を12%弱下回って同782ドル弱となっている。
 
 いずれも原油のスポット相場の続落に連動してのもの。北海ブレントとほぼ同じ下げ幅となっている。もっとも、原油のスポット相場は先週末にはWTIも北海ブレント物も米国政府の金融てこ入れ策を交換して反発している。これに伴いナフサ価格も今週明けは小反発するとの見方がわが国の石化企業の間には広がっている。