2008年09月30日
三菱樹脂、米フォルタ社のアスファルト補強用樹脂ファイバー輸入販売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱樹脂

三菱樹脂は30日、米国の建設資材メーカーであるフォルタ社(米国ペンシルヴァニア州)からアスファルト補強用樹脂ファイバー「フォルタAR」を輸入販売すると発表した。10月1日から販売開始する。

 建設資材に用いられるアスファルト舗装は、交通量の増加とともに変形が進み、路面の基本性能(平たん性、透水性、すべり抵抗など)が失われる。このため維持・修繕が必要だが、通行規制や夜間工事など制約が多く経済的な負担が課題となる。

「フォルタAR」は、アスファルトに繊維を混入することでアスファルトを直接補強し、長寿命化舗装を可能にする。ポリプロピレンのネット状の繊維をツイスト状に加工したものと、耐熱性の高強度アラミド繊維の2つを混合した製品。

 繊維長は、19ミリで攪拌性に優れ、また標準添加量は、アスファルト1トンに対して、450グラムと極めて少量で効果を発揮する。
 
 (1)アスファルト自体の基本性能向上(2)リサイクル可能(3)アスファルトの寿命が約20%改善する、などのメリットがある。3年後3億円の売上を見込む。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1222747804.pdf