2008年09月30日 | |
三洋電機と新日本石油、薄膜太陽電池の共同事業化で協議開始 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三洋電機、新日本石油 |
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三洋電機と新日本石油の両社は30日、次世代太陽電池として期待されている「薄膜太陽電池」の事業化について共同出資会社の設立で具体的協議を開始すると発表した。 「薄膜太陽電池」は、太陽電池の中でも最も安価なコストの実現が見込まれ、それだけに事業化をめぐって競争も激化しつつある。 HIT太陽電池で実績を持つ三洋電機と、総合エネルギープロバイダーとして太陽電池を次期事業の柱に位置づけている新日本石油の両社の事業戦略が一致した。2010年度中に最大100メガ・ワット分の太陽電池生産を目指す。 両社は2010年度中の事業化を目指して、09年4月の共同出資会社設立に向け細目の検討に入る。投資額や出資構成などは今後の協議の中で決める。 【駿田和彦・三洋電機副社長の話】 太陽電池には設置面積の限られたところに設置する性能重視型と、広い遊休地などに設置する価格重視型の2つの市場に分けられる。薄膜太陽電池は低コスト化で市場拡大を狙っていきたい。新日本石油は、わが国エネルギー界のリーダー企業であり、技術面でも当社にはない見識と幅広いネットワークを持っておられる。大きなシナジー効果が期待できる。 【松村幾敏・新日本石油副社長の話】 当社は、単なる石油会社ではなく、需要構造の変化に対応して、バイオエタノールや燃料電池、太陽電池といった新エネルギーの開発に全力で取組んでいる。三洋電機はHIT太陽電池に多くの実績があり、技術も世界のトップレベルと判断している。今後、太陽電池の世界で勝ち残っていくためには、技術の裏付けのあるパートナーが必要だ。 |