2008年10月02日
ナフサの国際相場、9月も大幅な下降
C&F/日本の月間平均は約874ドルに
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター各社の調べによると、わが国の大手商社や石油ならびに石油化学企業が9月中に国際市場で契約したナフサ(オープンスペックもの)の月間平均C&F価格はトン当たり約874ドルとなった。5ヵ月振りの1,000ドル割れである。
 
 8月の平均C&F価格をおよそ140ドル(13.8%)下回っている。昨年9ヵ月以降11ヵ月連続して上昇したあと2ヵ月連続の大幅な下降となった。史上最高値となった7月の価格に対しては283ドル(25.5%)安となる。
 大口マーケットである北西欧のCIF価格も9月は大幅な下降となった。約847ドルで、前月より109ドル(14.4%)安い。同じく2ヵ月連続の下降である。
 
 いずれも、原油の国際スポット相場の続落に連動するかたちとなっている。その原油のスポット価格は、先週にいったん反発したものの今週に入って再び弱含みに転じている。これに伴いナフサのスポット相場も再び軟化している。