2008年10月02日 |
BZの10月のACPはトン1,060ドルに |
USCPもガロン424セントに下降 |
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:なし |
ベンゼン(BZ)の10月のコントラクトものの価格がこのほどアジアと米国で相次いで決定した。 アジアのコントラクト価格(ACP)はトン当たり1,060ドルで、9月の価格に比べると同125ドル安となった。7月の同1,325ドルをピークに3ヵ月連続の値下がりとなった。原油ならびにナフサ価格の反落を背景にしたスチレンモノマー(SM)メーカーやフェノール(PH)メーカー各社の値下げ要求をあるていど減額修正して石油精製側が受け入れた。 一方、米国のコントラクトもの(USCP)の10月の価格は1ガロン当たり424セントとなった。トン当たりに換算すると約1,270ドルとなる。9月の価格に比べると66ドルの値下がりである。ACPに対比すると210ドル高く、9月に対する下げ幅も小さい。これには、米国のリファイナリーの多くがガソリン需要の低迷もあってBZの大幅減産に踏み切っていることが少なからず作用していると見られる。 |