2008年10月10日
DSM、オランダにポリアミド樹脂「スタニール」新工場が完成
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:DSM

 DSM(本社:オランダ)は、オランダ・ゲレーンのケムロット(Chemelot)工場内に、スタニール(Stanyl)ポリアミド46樹脂の2番目の重合工場をオープンしたと発表した。
 
 新工場の開設により、この高性能プラスチック樹脂の世界的生産能力は倍増し、今後数年間期待されている継続的な力強い成長を支えることになる。
 
 その基盤となるのは、エレクトロニクスにおけるスタニールの主導的地位と、金属代替用途の需要の伸びを背景とした自動車用途で高まりつつある同製品の使用で、DSMはこの新工場に数千万ユーロを投資してきた。

 スタニールは、自動車や電子機器、工業用途で利用される独自の特性をもつ脂肪族ポリアミドで、DSMは、スタニールのブランド名で販売されているポリアミド46樹脂を発明した、世界唯一のメーカーとなっている。
 
 ゲレーンにある2つの重合工場から、欧米、日本、インド、中国へと世界中のコンパウンド工場に対し、スタニール樹脂を提供している。