2008年10月14日
先週のナフサ契約価格、一気に600ドル台半ばに
2週連続の下降で、前の週を14.3%下回る
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター各社の調べによると、わが国の商社や石油・石油化学企業等が先週中に国際マーケットで契約したスポットナフサのC&F価格の週平均はトンおよそ664ドルとなった。

 3週間連続で小幅上昇したあと2週間連続の大幅な下降となった。前の週の平均価格を14.3%(トン111ドル)下回っている。9月第1週に同1,000ドル大台を割り込んだあと、9月第3週には800ドル台に、そして10月第1週には700ドル台、さらに先週はついに600ドル台へと急降下してきたことになる。600ドル台は昨年8月いらいとなる。
 C&F/日本の週単位のピークは今年6月30日〜7月4日の約1,225ドルであった。先週の価格はその561ドル安ということになる。下降率は約46%となる。

 北西欧のCIF価格も同じようなテンポで下降を続けている。先週の平均は646ドル弱で、これも1年少し前のレベルに戻っている。
 また、C&F/日本もCIF/NWEも先週末以降は600ドルも割り込んでいる。原油のスポット相場同様に一段と先行きが読みにくくなっている。