2008年10月15日
バイオジャパン開幕、チッソの「光るタンパク質」に人気
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:バイオインダストリー協会
チッソの展示コナー

 世界最新のバイオ技術を一堂に集めた「バイオジャパン 2008」は15日、会場のパシフィコ横浜で会期3日間の幕を開けた。バイオ産業は長かった研究開発の時代がようやく終わったということか、今年のキャッチコピーは「バイオ産業収穫のとき」。
 
 大会は展示会、セミナー、ビジネスパートナリングの3本柱で構成され、それぞれに早い時間から内外研究者やビジネスマンでにぎわっていた。
 
 展示会場には世界23カ国から163の企業・団体が参加し、最新の技術や商品を出展した。全体に明るい雰囲気。チッソの展示コナーには、今年度のノーベル化学賞受賞が決ったばかりの下村脩・ボストン大学名誉教授の「光るタンパク質」と、それを商品化した「イクオリン」が展示され、さっそく見学者たちから質問攻めにあっていた。
 
 主催者によると、今年の入場者数は昨年の1万6,300人を大きく上回り、過去最高の2万2,000人を見込んでいる。