2008年10月16日
JBAオープンセミナー「海外遺伝子資源の利用と国際ルール」
【カテゴリー】:行政/団体(ファインケミカル)
【関連企業・団体】:バイオインダストリー協会

 バイオインダストリー協会(JBA)は11月13日、富山市新総曲輪・富山県民会館で富山大学と共催し「海外の遺伝子資源を研究・開発に利用する際の国際ルール」と題するオープンセミナーを開催する。
 
 海外から入手した遺伝資源を材料として研究などを行なう場合は、国際ルールに従わなければならないが、そのルールを知らないと、思わぬ法律的、社会的「処罰」を受けかねない。
 
 日本など184カ国が加盟している「生物多様性条約」の発効により、遺伝子資源に対する原産国の主権的権利が認められ、利用者は、原産国政府から事前に合意を得ることが必要となったためで、この手続きをとらないで入手した遺伝子資源を使って特許を取得しても、実用化は難しいとされている。
 
 同セミナーでは、生物遺伝資源をめぐる国際動向と国際ルール、わが国政府が策定した「遺伝資源へのアクセス手引」などについて説明したあと、「薬用植物分野における海外機関との共同研究の事例」(富山大学和漢医薬学総合研究所・小松かつ子教授)などの講演がある。

問い合わせはJBA事務局(Tel:03-5541-2731)