2008年10月16日 |
EPSの9月の出荷も前年比11.6%減と不振 |
1〜9月計も前年同期を7.6%下回る |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会 |
発泡スチレン工業会が16日に集計したところによると、発泡スチレンビーズ(EPS)の9月の総出荷数量は13,146トンで前年同月の実績を11.6%下回った。2ヵ月連続、今年に入って8度目の前年同月割れとなった。 この結果、1月から9月までの総出荷量は121,856トンとなった。前年同期の実績を7.6%下回っている。残る3ヵ月に回復をしなければ3年連続のマイナス成長となる。同製品各社が、需要の長期縮小傾向に歯止めをかけるため思い切った市場開発戦略をどう展開していくかが注目される。 9月の出荷が引き続き前年を割り込んだ最大の要因は、消費量の最も多い水産用が15.1%減となった点にある。水産用は1〜9月の累計も前年同期を7.6%下回っている。水産用の不振がそのままEPS全体の低迷になっている。これをカバーする新たな用途の開拓が急がれる。 EPSの需要分野別の9月の出荷実績と累計は別表の通り。 【関連ファイル】 EPSの08年9月の出荷実績と1〜9月の累計 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1224147040.xls |