2008年10月23日
揮発油の9月の輸入の一次速報、82,645円に
7〜9月期の加重平均は83,800円にアップ
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(市況、実績/統計)
【関連企業・団体】:なし

 財務省が23日に集計した9月の第一次輸入通関速報によると、ナフサを中心とした揮発油の9月の総輸入数量は215万キロリットル、総輸入金額は1,776億8,600万円となった。1キロリットル当たりの加重平均価格は82,645円となる。

 史上最高値となった8月の速報の平均価格に比べると同4,156円の下降となる。7月から8月にかけての国際マーケットにおける契約価格が原油のスポット相場の反落に伴って大幅に引き下げられたことによる。

 これに伴う速報ベースの7〜9月期の総輸入数量は625万4,000キロリットル、総輸入金額は5,238億9,200万円となる。1キロリットル当たりの加重平均価格は83,769円となる。その多くがナフサと仮定すると、同期の国産ナフサ価格は85,800円ということになる。
 その場合は、前期(4〜6月期)の価格を14,900円(21.0%)上回る。前年同期に対しては26,100円(43.7%)高となる。