2008年10月27日 |
JSR・第2四半期 増収減益、景気減速の影響 |
【カテゴリー】:人事/決算 【関連企業・団体】:JSR |
JSRが27日発表した08年度第2四半期(4ー9月)連結決算は、売上高が前年同期比5.1%増の2,080億円と増収になったが、米欧の景気減速による輸出の鈍化や原燃料価格の高騰などから、営業利益、経常利益、当期純利益は減益となった。 自動車タイヤの生産はほぼ前年並みに推移した。売上高構成比が45%と全事業部門中トップの半導体材料など「多角化事業部門」は、フォトレジストが堅調。特にArF(フッ化アルゴン)レジストは微細化進展に伴う採用拡大により販売数量を伸ばした。 LCD用材料は世界的な液晶テレビ市場の拡大に伴い堅調に推移したが、期の後半から液晶パネルの減産と価格下落の影響を受けた。PDP用材料も前年同期を大幅に下回った。耐熱透明樹脂「アートン」も、需要業界である光学フィルム分野の競争激化が響いた。 【JSR・中間期(連結)決算】 単位:百万円 ( )前年同期比増減率% ◇売上高 208,037(5.1) ◇営業利益 26,166(△13.1) ◇経常利益 27,822(△6.1) ◇当期純利益 16,204 (△11.7) ◇1株当たり純利益 64.94円(72.82円) <3月期・通期(連結)予想> 単位:百万円 ( )前期比増減率% ◇売上高 415,000(2.0) ◇営業利益 51000(△15.0) ◇経常利益 63000(△4.6) ◇当期純利益 32000(△13.5) ◇1株当たり純利益 128.79円 |