2001年05月16日 |
三菱レイヨン、長繊維事業販売部門の分社化を正式承認 |
販売機能と統合、テキスタイル事業の強化へ |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱レイヨン |
三菱レイヨンは16日、長繊維事業販売部門の分社化(4月24日発表済)について、同日開催の取締役会において分割契約書を承認した、と発表した。 同社の長繊維事業販売部門を、同社のテキスタイル販売子会社であるダイヤテキスタイル株式会社に承継し、販売機能と統合のうえテキスタイル事業の増強を図る。 承継会社の商号は、2001年10月1日の分割期日をもって三菱レイヨン・テキスタイル株式会社とする予定。なお、取締役社長には同社取締役の國分友信氏が就任予定。 テキスタイル事業を取り巻く環境は、市場経済のグローバル化の進展、流通の大改革など、繊維業界に大きくかつ急速に変化し続けている。 その変化する環境のなか、同社長繊維事業部は、1996年ポリエステル長繊維「ソルーナ」、アセテート長繊維ジアセテート「リンダ」およびトリアセテート「ソアロン」の3素材を一体化して以来、テキスタイル展開を中心に事業強化を行ってきたが、市場ニーズはますます高度化しており、サプライチェーンを巻き込んださらなる構造改革が必要となっている。 こうした環境のもとで、市場性の高い付加価値商品の開発、国際競争力を有するサプライチェーンの構築、市場に密着したマーケティングなど、3素材を合わせたユニークなテキスタイル専業メーカーを目指し、長繊維事業の販売部門を分社化することとしたもの。 |