2008年10月28日
スポットナフサの先週の契約価格は平均430ドル弱
4週連続の下降で、CIF/NWEの平均価格をも下回る
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、わが国の商社や石油・石油化学企業が国際マーケットで先週中に契約したナフサのC&F/日本の週平均価格はトン当たり430ドル弱となった模様。前の週の平均に比べるとおよそ93ドル(約8%)の値下がりとなる。
 
 これで週単位の契約価格は4週連続の下降となった。4週前に対比すると420ドル弱(51%弱)安ということになる。週単位の史上最高値となっている今年6月30日〜7月4日の1,225ドルに対しては、795ドル強(35%強)の値下がりとなる。
 
 北西欧のCIF価格も4週連続で下がって443.7ドルとなっている。前の週の平均を77ドル弱(15%弱)下回っている。先週のC&F/日本価格はそのCIF/NWEを3%弱下回っている。極めて異例のことで、わが国の引き合いがいかに低調かを雄弁に物語っている。