2008年11月04日
9月のエチレン換算輸出入、「輸出減・輸入増」バランス大幅縮小
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

 経産省化学課は4日、9月のエチレン換算輸出入実績を発表した。輸出が大幅に減少し、輸入が急増した結果、バランス(出超幅)は一気に8万トン台まで縮小した。
 
 輸出は対前年比34.9%減(対前月比20.7%減)の12万3,000トンで輸出比率は23.2%だった。輸入は同24.7%増(同23.0%増)の3万8,700トン、輸入比率は8.7%だった。
 
 差引きバランスは8万4,200トンの出超だが、同課によると、出超幅が10万トンを割ったのは、2001年以降では今年2月の9万6,500トンに次いで2回目、8万トン台は初となる。
 
 9月は、輸出ではエチレン、EDC、塩ビモノマーなど15品目中5品目が前年同月比増加したが、10品目が同マイナス。またマイナス幅もほとんどが2ケタ台と大きかった。
 
 一方の輸入は、プラスとマイナスが7品目ずつと分けあったが、LEDPの輸入が5万7,900トンで輸出の4万3,400トンを大きく上回った。このほか、エチレングリコール、ジ・エチレングリコール、酢酸エチルの計4品目で輸入が輸出を上回った。
 

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1225765283.pdf