2008年11月05日 |
ナフサの10月の契約価格、C&F/日本はトン522ドルに |
前月比40%の値下がり、ピークの7月比は55%安に |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況) 【関連企業・団体】:なし |
エチレンセンター筋の集計によると、わが国の商社や石油・石油化学企業等が10月中に国際マーケットで契約したナフサの月平均C&F価格はトン当たり約522ドルとなった。 7月の1,157ドルをピークに3ヵ月連続の下降で、前月の平均価格に比べると約352ドル(40%)の値下がりとなる。7月対比は同635ドル(55%)安ということになる。前年同月に対しても同233ドル(31%)安い。同500ドル台は07年2月の同581ドルいらいとなる。 北西欧の10月の平均CIF価格も同様に急落して同529ドルとなっている。前月比は318ドル(38%)安、ピークの6月比は同563ドル(52%)安となる。 10月の契約分の多くが日本に到着するのは12月であり、その時点の為替相場が現在のレベルにとどまった場合の1キロリットル当たりの円単位の加重平均CIF価格はおよそ36,000円となる。このためエチレンセンターの間には、10〜12月期の輸入価格を同50,000円強と予想する向きが増えている。 |