2008年11月07日
東レ・中間期大幅減益、純利益54%減 105億円
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:東レ

 東レが7日発表した08年度第2四半期連結業績は、売上高は8,009億円で、前年同期比ほぼ横ばいとなったものの、原燃料価格の高騰がカバーできず、営業利益は同31%減の303億円、純利益は特別利益の減少もあり同54%減の105億円となった。

 事業分野別の営業利益は、繊維62億円(前年同期比△37.7%)、プラスチック・ケミカル82億円(△8.4%)、情報通信96億円(△24.9%)、炭素繊維複合材料56億円(△31.7%)、環境・エンジニアリング2億円(△90.3%)、ライフサイエンスその他8億円(△69.1%)で、全セグメントとも前年同期比減益となった。

 プラスチック・ケミカル部門のうち樹脂事業は、ナイロン繊維が自動車向けを中心に順調に推移した。PBT樹脂も電機・電子部品向けに堅調だった。PPS樹脂は東海工場で能力増強したこともあり、売上を伸ばした。
 
 下期は不透明で、下振れリスクが高いが、通期予想は前回発表(8月6日)を据え置いた。

【東レ・中間期(連結)決算】 単位:百万円 ( )前年同期比増減率%
◇売上高     800,865(△0.1)
◇営業利益    30,295(△31.2)
◇経常利益    27,497(△34.3)
◇当期純利益   10,532(△54.2)
◇1株当たり純利益  7.52円(16.43円)

<08年度・通期(連結)予想>
◇売上高     1,700,000(3.1)
◇営業利益    75,000(△27.5)
◇経常利益    70,000(△23.5)
◇当期純利益   30,000(37.6)
◇1株当たり純利益  21.43円