2001年05月16日
チッソ、ニチメンとともに大阪樹脂化工の株式を取得
グループのPP関連事業のさらなる強化へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:チッソ

 チッソは16日、ニチメンとともに国内プラスチックシートーフィルム製造の大手メーカーである大阪樹脂化工株式会社の株式71.67%を鐘淵化学工業から取得した、と発表した。
 同社グループでは、PP(ポリプロピレン)樹脂、ポリオレフイン繊維、PPコンバウンド製造などの製造・販売を行っているが、これにより、PP関連事業のさらなる強化を図る方針。
 事業運営に関しては、同社とニチメンの折半出資により設立した持ち株会社、シー・エヌ・ホールディングス株式会社が大阪樹脂化工の株式71.6%を買い取り、大阪樹脂化工はシー・エヌ・ホールディングスの子会社として、新たに営業を開始する。
 新体制では、チッソが大阪樹脂化工へのPP原料供給、ならびに技術面、組織面におけ得る体質面のバックアップを、ニチメンは同社製品のマーケティングおよびファイナンス面におけるサポートを行う。


<大阪樹脂化工株式会社の概要>
所在地:大阪市北区梅田1丁目2番2-1300号
設立 :昭和34年4月
代表者:石川博敏(チッソより出向)
資本金:4,500万円
年商 :約80億円
生産量:約3万トン/年
従業員:147名
業容 :PPを主体としたシート・フィルムの製造、PPシート生産では業界最大手


<シー・エヌ・ホールディングス株式会社の概要>
所在地:東京都千代田区丸の内2-7-3
設立 :平成13年4月
代表者:前田和郎(チッソ取締役・常務執行役員)
資本金:4億円
出資 :チッソ50%、ニチメン50%
業容 :大阪樹脂化工およぴその子会社である中国化成工業、新関西フィルムの統括会社