2008年11月11日
積水化成品、熱成形可能な光反射板「レフテラス」開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:積水化成品工業

 積水化成品工業は11日、電飾看板や照明に使用される、プラスチック系反射板の新製品として、熱成形性に優れ、複雑なかたちのものが成形できる、ポリプロピレン系積層発泡シート製の光反射板「レフテラス」(商品名)を開発したと発表した。
 
 従来のプラスチック系反射フィルム、シートは熱成形性に劣るため、複雑な形状のものをつくることが困難だった。厚みが薄い場合、剛性面で劣りアルミ板との張り合わせが必要だった。
 
 新開発した「レフテラス」は、発泡層を持つ無延伸ポリプロピレン系樹脂積層シートで、(1)独自の積層構造が高い拡散反射性を発揮する(2)無架橋、無延伸シートで熱成形が可能(3)発泡層を持つため剛性と軽量性に優れる、などの特徴をもつ。
 
 このため、今後は液晶テレビ用バックライト、電飾看板、照明用の反射板として、LED光源を使用した用途を中心に用途開拓を展開する。
 
 現在、パイロットプラント(年産240トン)により試作品の市場評価及びテスト販売を実施中だが、当面、年産1,000トン規模の事業化を目指す。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1226378947.pdf