2001年05月16日 |
日本触媒、EO/EG需要予測、EG輸出大幅減へ |
EO14%減87万トン、EG74万トンで21%減見込み |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本触媒、三菱化学、経済産業省 |
日本触媒は16日、EO(エチレンオキサイド)とEG(エチレングリコール)の2000年の需要実績および2001年の同予測をまとめた。 EOの需要は2000年33万1,800とンで前年比2%の増加、2001年も横ばいの33万3,000トンと予想している。 しかし、EGの輸出が大幅減少したため、EG輸出換算分を含めたEO需要の合計は2000年102万5,200トンで前年比2%の減少、2001年はさらに輸出が減って87万8,000トン、同14%減と大幅マイナスを予測している。 一方、EGも2000年の国内需要は68万9,000トンで前年比3%増、2001年は67万8,000トンと横ばいで推移すると予測している。しかし輸出は2000年の26万8,900トン(19%減)から2001年7万トン(74%減)へと大幅に落ち込む見込み。このため合計需要は2000年の94万9,900トン(4%減)から2001年74万8,000トン(21%減)に減少すると見ている。 経済産業省の調べによると、2000年末時点のわが国EO生産能力は102万6,000トン、しかし三菱化学が1月に四日市工場の11万5,000トン設備を休止したため、生産能力合計は91万1,000トンに縮小している。 日本触媒では「EGの需要は中国などアジア地域でポリエステル繊維向けなどに伸びているが、わが国は原料高、コスト高から輸出採算がとりにくくなっている」と説明している。 EO、EGの2000年需要実績および2001年推定は別表の通り。 http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/jpca/2001eo>2001年エチレンオキサイド需要見通し(表) http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/jpca/2001eg>2001年エチレングリコール需要見通し(表) ※Eメール会員の方のみご覧になることができます。 ※iモードではご覧になることができません。 |