2008年11月14日 |
大阪有機化学、生体適合性に優れたモノマーを新開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:大阪有機化学 |
大阪有機化学工業(本社:大阪市中央区、鎮目泰昌社長)は14日、人工臓器やバイオチップ等に有用な、生体適合性に優れたモノマーを新開発したと発表した。11月27、28の両日、広島市の広島国際会議場で開催される第17回ポリマー材料フォーラム(高分子学会主催)で詳細を発表する。 同社は、生体適合性に優れるモノマーとして、カルボキシメチルベタインモノマー(GLBT)、グルコサミンモノマー(GUMA)を設計し、工業化、低コスト化が容易な、効率的製法を確立した。 これらの材料は、人工血管、人工臓器、カテーテル、バイオチップ、細胞培養シート等の医療機器に有用で、人工血管の場合、表面にタンパク質が蓄積するなどの不安がない。またバイオチップでは、タンパク質の吸着を制御することで、検出感度の向上や小型化、低コスト化が可能となる。 各種材料へのタンパク質の吸着は、材料表面の水の構造と相互関係があり、この分野の第一人者である富山大学工学部・北野博巳教授との共同研究で数種類の生体適合性モノマーを見出すことに成功した。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1226654290.tif |