2008年11月20日
原油、ナフサ 下落続く
【カテゴリー】:市況
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今週に入り、原油、ナフサ価格は下落を続けている。

東京市場ドバイ原油は、17日が48.10ドル/バレル、18日が47.35ドルとなり、19日は46.25ドルと3日連続の下落で、3年6カ月ぶりの安値となった。

同オープンスペックナフサは、17日の303ドル/トンが、18日は267ドル、19日には248ドルまで下がった。

ニューヨーク先物市場のWTI 原油も、17日の54.95ドル/バレルが、18日には54.39ドル、19日は53.62ドルと下落が続いている。

米週間石油在庫統計で原油在庫が予想よりも増加したことや、米住宅市場の一段の悪化、米消費者物価指数の急低下が需要減少観測を後押しした。

19日に商務省が発表した10月の住宅着工件数(季節調整済み年率換算)は791千戸で、1957年の統計開始以来、過去最低となった。(最高は2006年1月の年率 2,273千戸。本年平均も966千戸となった。)

10月の消費者物価指数も前月比マイナス1.0%で過去最大の低下となった。

<ご案内>
(1)ケムネット東京のトップページ、ナフサグラフの下の「原資料」に東京市場ナフサ価格データ、また「関連資料」にドバイ及びWTI原油、東京市場ナフサの最近の価格推移があります。
(2)米国の住宅着工件数の推移は、同じくトップページ「グラフで見る石油化学」の中の「PVC」の項に「住宅着工件数」としてグラフで掲載しています。どうぞご利用ください。