2008年11月20日
PSPの出荷の前年割れが17ヶ月連続に
10月も全分野が前年を下回って合計は10.1%減に
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会

 発泡スチレンシート工業会が20日に集計したところによると、同シート(PSP)の10月の総出荷数量は8,620トンとなった。
 前年同月の実績を10.1%下回っている。主力のロールトレー用をはじめ全ての需要分野向けが前年を大きく割り込んでいる。これでPSPの月間出荷量は17ヵ月連続の前年同月割れとなった。
 
 主力のロールトレー用(トレー反)は、今年1月から7月まで7ヵ月連続で前年同月を下回ったあと8月にわずか0.3%ながら前年を上回ったが、その後の2ヵ月は再び大幅な前年割れを続けている。トレーメーカーの中でPPやPETに素材を切り替えるところが出ていることが少なからず影響しているのではないかと見られる。
 
 この結果、1月〜10月の累計は82,840トンとなった。前年同期の実績を8.0%下回っている。この場合も、ロールトレー用が7.4%減となっているのをはじめ、一般反用が7.1%減、ラミネート丼用が7.9%減、ラミネート一般用が14.1%減と全て前年同期割れとなっている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1227152676.tif