2008年12月01日
ナフサの国際市場での契約価格、11月は平均303ドルに
10月の平均価格を42%(219ドル)下回る
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、わが国の大手商社や石油・石油化学企業等が11月中に国際市場で契約した石油化学用ナフサの平均C&F価格はトン当たり303ドルとなった。
 
 10月の月間平均価格は522ドル強であったので、11月の契約価格は219ドルの値下がりとなる。率にして42%の下降となる。
 これで、C&F/日本の月間平均価格は7月の約1,156ドルをピークに4ヵ月連続の値下がりとなった。原油のスポット価格の下降に加えて、石油化学誘導品全体の需要の低迷に対応してのエチレンセンター各社の減産強化が大きく影響してのもの。
 
 ナフサの大口消費地域である北西欧のCIF価格は306ドル強で、引き続きC&F/日本より若干高いレベルで推移している。10月の平均価格に対する下降率はC&F/日本とほとんど同じの42.1%となっている。