2008年12月02日 |
L-LDPEの輸入、10月は9ヵ月ぶりに前年割れ |
PP-Cは引き続き活発、1〜10月計は前年同期の2倍に |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
前年同月超えを続けてきたL-LDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)の輸入が10月は久々の前年同月割れとなった。 同樹脂の10月の総輸入通関数量は速報ベースで16,885トンで、前年同月の実績を3.2%下回っている。9ヵ月振りの前年同月割れである。シンガポールからの輸入が前年同月の3,537トンから2,778トンに、また米国品が3,733トンから3,173トンにそれぞれ大きく縮小したのが強く影響している。 これに伴う1月から10月までの累計は210,468トンで、前年同期を39.7%上回っている。 一方、L-LDPE同様に今年に入ってからの輸入の急増ぶりが注目されてきたPPコポリマーの10月の総輸入数量は12,887トンで、前年同月の実績を6.2%上回った。9ヵ月連続の前年同月超えである。韓国品の前年同月比2.16倍の6,677トンと米国品の同37.4%増の2,775トンが特に目立つ。1月から10月までの累計は133,913トンで、前年同期の2.02倍になった。日用雑貨メーカーの大手が積極的に海外品を手当てしていることによると見られている。 |