2008年12月08日
ナフサの国際スポット価格が各地で再下降
日本向けも北西欧向けも300ドルを大きく割り込む
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 ナフサの国際スポット価格が各地で再下降してきた。先週の契約価格の平均は、日本向けも北西欧向けも再びトン300ドルの大台を大きく割り込んだ。
 
 日本の商社や石油・石油化学企業が先週中に国際市場で契約した石油化学用ナフサの週平均C&F価格はトン当たり280ドル台の半ばとなった模様。前の週の平均に比較すると同24ドル強(8%)の値下がりとなる。前の週の平均価格は前の週の平均を13%強上回って約305ドルとなったが、わずか1週間で再び300ドル割れとなった。
 一方の北西欧の先週のCIF価格の平均は同259ドル台の半ばとなった模様。前の週の平均を同44ドル強(15%弱)下回っている。この場合も同300ドル台への反発は1週間で終わった。
 
 いずれも、原油のスポット価格の再下降に連動してのもの。ただし下げ幅は日本向けが小幅にとどまっており、北西欧向けはほぼ原油並みとなっている。