2008年12月09日
ダウ、合理化策を発表
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:ダウケミカル

ダウは12月8日、現下の経済情勢に鑑み、「変身戦略」を加速するための合理化策を発表した。

 来年1月付けで、約5000人のフルタイムの社員を削減、高コスト地区の20のプラントを閉鎖、いくつかの非戦略事業から撤退する。

 人員削減は全世界の従業員の約11%に達する。

 これらの施策がフルに実施されると、2010年までに年間営業コストを8億ドル削減することとなり、ロームアンドハース合併での8億ドルのコスト面でのシナジーに加算される。

 更に、現在の製品市場の状況を勘案し、一時的に180のプラントを休止し、世界で約
6000の契約社員を減らす。

 変身戦略では、現在の中央集権的な組織から、小さな本社の下での次の3つの異なるビジネスモデルでの運営に変える。

1)石化事業=JV・アセットライト
   石化事業をJV化し、資本負担を減らす。
2)機能製品事業
3)健康・農業、先端材料、その他市場志向事業

これらの詳細は来年早々に発表される。