2001年05月14日 |
「アセアン政策対話」次回は9月にベトナムで開催 |
経済産業省の宮城課長ら、マニラから帰国 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:東ソー、経済産業省 |
経済産業省の宮城勉化学課長、日化協の土屋隆国際活動委員長(東ソー専務)らは、11、12の両日フィリピンのマニラ市で開かれた、第5回「日・アセアン化学産業専門家会合」に出席してこのほど帰国、「各国と幅広い話し合いができ有意義だった」と同会合の成果を語った。 会合には日本とアセアン9カ国の官民代表、オブザーバーら合わせて約50人が出席、経済産業省化学課が先にまとめた「世界の石油化学製品の需給動向」について説明したあと、各国代表から石油化学、化学産業の現状について報告と質疑が行われた。 また、前回に続き「統計データ」「投資環境」整備への取り組みについて意見交換が行われた。統計整備や投資環境については、国ごとにかなりの差があり、評価方法も異なることから、次回会合では第3者機関に調査を委ねることを確認した。 環境問題については、第3回会合で各国共通の指針となる「アクション・プラン」を採択しているところから、これに基づきどのように取り組んでいるかの報告が行われた。この問題に対する各国の関心は高く、日本に技術協力を求める声が多く出たという。 会合の後、東ソーの鯉江泰行社長室参事が「化学品安全問題と世界の潮流」をテーマに講演、この中でわが国のプラスチック・リサイクルへの取り組みの現状などを紹介した。 次回会合は9月にベトナム・ホーチミン市で開催の予定。 |