2008年12月12日
BASF ASEAN地域における塗料事業を拡大
イーソンペイント社を委託製造先に選定
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:BASF
調印後の関係者たち

 BASFは12日、ASEAN地域における二輪車、工業用および自動車用塗料の需要拡大に対応するため、タイを中心とする同地域の塗料事業を拡張すると発表した。

 BASFタイランドは、イーソンペイント社がASEAN地域でのBASFの顧客向け二輪車、工業、自動車用塗料の製造拠点となることで同社と合意した。タイにおける二輪車用塗料については、すべてイーソンペイント社が製造することになる。

 BASFは同時に、BASFとイーソンペイント社、三木産業の合弁会社であるNOFタイランドの二輪車用塗料事業を買収する契約を締結し、ASEAN地域の販売・マーケティング拠点をタイに設立した。契約調印式は12月11日にバンコクで行われた。

 ASEAN地域における塗料の市場規模は28億ユーロで、アジア・パシフィック地域全体の15%にあたる。ASEAN最大の塗料マーケットはタイだが、ベトナム、インドネシア、フィリピンにおける需要も急速に増大しているという。

 青木睦郎 BASF塗料部門アジア・パシフィック地域統括本部長は、「ASEANの塗料マーケットは今後大きく成長する可能性を秘めており、BASFの優れた技術と包括的なサービスを通じて、この地域におけるポジションを確立したい」と述べた。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1229061929.pdf