2008年12月16日 |
信越化学、新タイプの熱伝導性フェイズチェンジマテリアルを開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:信越化学工業 |
信越化学工業(本社:東京 金川千尋社長)は16日、新タイプの熱伝導性フェイズチェンジマテリアル「PCS-LTシリーズ」を開発・発売したと発表した。 フェイズチェンジマテリアルは、熱によりシートのポリマー成分が軟化して基材に密着、その結果、熱抵抗が小さくなり、優れた放熱効果を発揮する。 同製品は、同社従来品に比べ柔らかいため基材への貼り付けが簡単で、リワーク性にも優れている。また低圧力でも薄くつぶれるため、段差のある発熱面でも優れた放熱効果を発揮することが大きな特長。 放熱材料は、CPUなどの発熱体と放熱器の間に挟む熱伝導性の材料でパソコン、家電、ゲーム機器のほか、エレクトロニクス化の進む自動車の電装品やLED部品の発熱対策などに需要が拡大している。また電子機器の小型化、高性能化に伴い放熱材料に対するニーズはさらに高まっているという。 信越化学では、ゴムシート、グリース、ゲル、接着剤などの各種放熱用シリコーンをラインアップ。用途に合わせさまざまな放熱課題に対応することが可能で、今後も高度化する市場のニーズに合わせて製品開発を行っていく。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1229413150.doc |