2001年05月11日 |
ドイツの廃プラスチック回収量は360万トンに |
プラ協が現地のプラ連を訪ねて調査 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:プラスチック処理促進協会 |
プラスチック処理促進協会は、今年3月に「ドイツプラスチック工業連盟(VKE)」を訪問して把握したドイツにおける廃プラスチックの回収と処理の実態の概要を11日発表した。 ドイツは、包装廃棄物規制が世界で最も早く実施されたところと知られ、プラスチックのリサイクルも他の国以上に進んでいるとの見方がわが国では一般的となっている。しかし今回の調査によると、99年における同国の廃プラスチックのメカニカル・リサイクル量は135万トンで、日本の98年の135万トンと差がないことが判明したという。 同協会の調査によるドイツの99年のプラスチック生産・消費量と回収ならびに処理の実態は次の通り。 【プラスチックの総生産量】 1,410 万トン 【プラスチックの総消費量】 1,020 万トン 【消費量の内訳】 建設 282 万トン 電気・電子 71.5万トン 自動車 80.5万トン DSD包装 98 万トン その他包装 172 万トン その他 315 万トン 【正味国内消費量】 890 万トン 【収集量】 360 万トン 【市場残存量】 530 万トン 【収集プラの処理内訳】 メカニカル・リサイクル135 万トン フィードストック・リサイクル 33 万トン エネルギー回収 42 万トン 埋め立て/焼却 150 万トン 【収集プラの発生内訳】 樹脂製造 7 万トン 成形加工 92 万トン 事業利用 111 万トン 家庭利用 150 万トン 【使用済みプラスチック量】 261 万トン 【その内訳】 包装 116 万トン 建設 25 万トン 電気・電子 20 万トン 庭園・農業 16.5万トン 家庭用品 9.5万トン 家具 9 万トン 自動車 6 万トン その他 59 万トン |