2008年12月22日
ナフサの先週の契約価格、2週連続の上昇
C&F/日本の価格、3週ぶりに再び300ドル超え
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 大手商社や石油ならびに石油化学企業が先週中に国際マーケットで契約した石油化学用ナフサのC&F価格は、トン当たり307ドル台半ばとなった。
 
 前の週の平均価格を同17ドル強(6%弱)上回っている。最近ではめずらしい2週連続の上昇となった。同300ドル台は3週ぶりとなる。最近のボトムの11月第3週の平均価格に比べると同38ドル強(14%強)高い。
 北西欧のCIF価格も2週連続して反騰している。先週の平均は271ドル強で、前の週の平均を11ドル弱(4%強)上回っている。

 いずれも、原油の北海ブレントの反発に連動してのものと見られている。ただし北海ブレントの上げ幅はわずか1%にすぎず、しかもWTIは続落となっている。このため商社や石化筋の多くは、ここにきてのナフサ価格の反発の背景は明確に把握できないとしている。