2008年12月24日
PSの出荷、11月も前年比18%減と不振
前年同月割れが18ヶ月連続に延びる
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会

 発泡スチレンシート工業会の集計によると、同シートの11月の総出荷数量は8,130トンとなった。前年同月の実績を17.9%下回っている。これで、PSPの月間出荷量は18ヶ月連続の前年同月割れとなった。

 最大消費品種のトレー反用が14.6%減となったのをはじめ、一般反が24.9%減、ラミネート丼用が13.8%減、ラミネト一般用が34.1%減と全ての用途分野が大幅な前年割れとなっている。

 同シートメーカー筋では、出荷減の要因の一つとして製品の薄肉化が一層進展している点を挙げている。面積ベースあるいはトレーの枚数ベースでは重量単位ほどの落ち込みはないと述べる向きが多い。

 1月から11月までの総出荷量は90,970トンとなった。前年同期の実績を17.3%下回っている。この場合も主力のトレー反が16.2%減となっているのをはじめ、一般反が16.4%減、ラミ丼用が17.9%減、ラミ一般が23.8%減と軒並み前年割れとなっている。