2001年05月11日 |
POインフレ・フィルムの出荷、3月は前年の2.7%減 |
HDPEフィルムの不振が続く、LDPEは横並び |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:日本ポリオレフィン、日本ポリオレフィンフィルム工業組合 |
日本ポリオレフィンフィルム工業組合は11日、同工業組合加盟のポリオレフィン・インフレーションフィルムメーカーによる3月の出荷実績をまとめた。 それによると、223社の総出荷数量は7万2,123トンとなっている。前年同月の実績を2.7%下回っている。同フィルムの月間出荷量の前年同月割れは、昨年9月以降これで7ヵ月連続となった。 品種別では、HDPEフィルムの出荷が引続き前年を大幅に下回っている点(6.2%減)が目を引く。これには、中国を始めとしたアジア諸国から安価なレジ袋やフィルム原反が活発に流入してきていることが大きく影響していると見られる。 一方のLDPEフィルムの出荷は前年のほぼ横並び(0.8%減)となっている。うち、L-LDPEフィルムは0.6%増えている。 こうした結果、1~4月の累計は19万7,955トンとなった。前年同期を2.2%下回っている。LDPEフィルムは0.2%減なのでおおむね前年並みと言えるが、HDPEフィルムが6.1%減に終わっている。LDPEフィルムのうちのL-LDPEフィルムは1.5%増となっている。 品種別の3月の出荷実績と累計は次の通り。かっこ内は前年比。 [3月の出荷実績] ▽LDPEフィルム=4万9,942トン(99.2%) ▽HDPEフィルム=1万9,242トン(93.8%) ▽IPPフィルム = 2,939トン(90.7%) [1~3月の累計] ▽LDPEフィルム=13万7,516トン(99.8%) ▽HDPEフィルム= 5万2,639トン(93.9%) ▽IPPフィルム = 7,800トン(90.3%) |