2009年01月01日
二階経済産業大臣・年頭所感「グローバル戦略を再構築」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省
二階俊博経済産業大臣

 二階俊博経済産業大臣は新しい年2009年を迎えて、1日付で年頭所感を発表した。この中で「世界の金融・資本市場が危機に陥り、世界経済が弱体化する中、わが国経済にも生産・輸出が減少し、業況感や雇用環境の悪化、消費の冷え込みが見られるなど、厳しい状況にある」との認識を示したあと、昨年9月に改定した「新経済成長戦略」への取組みを軸に多くの課題を克服し、日本経済を成長に結びつけていきたいとの決意を示した。
 
 また「今こそ、日本の底力を活かして、グローバル戦略を再構築し、海外への新たな展開に乗り出すチャンスである」とし、「そのためにも世界の成長エンジンであるアジアの成長活力を取り込むことが重要で、アジアをリードし、アジアとともに発展していくことが、わが国の歩むべき道筋である」と、産業界への取り組みを促した。
 
 EPAについては「東アジア包括的経済連携(CEPEA)を推進し、新興国・資源エネルギー庁国・大市場国との高度なEPA実現を目指す」と誓った。
 
 また、アメリカ新政権の発足を受け、通商・エネルギー・環境など幅広い分野で日米関係を一層強化するなど、各国・地域との関係強化を図っていく」との点を強調した。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1230783850.doc