2009年01月01日 | |
細野・経産省製造産業局長「次世代産業群創出に全力」 | |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
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経済産業省の細野哲弘製造産業局長は1日付の年頭所感で、「今こそ日本は底力を存分に発揮し、いち早く世界同時不況から脱さなければならない。世界の範となる国となるため資源生産性を高め、低炭素社会を実現するという新たな成長メカニズムを構築しなければならない。不退転の覚悟で臨む」との強い決意を表明した。 明るい未来の実現には、しっかりしたビジョンを持つことが重要で、そのためにも昨年まとめた「新経済成長戦略2008改訂版」を着実に実行していくと強調した。 また、製造業を応援していく立場から、製造産業局としての施策を以下の通り発表した。 (1)次世代産業群の創出推進。昨年はYS-11以来約半世紀ぶりに「国産旅客機の事業化」が決まったほか「宇宙基本法」が成立し、わが国としても宇宙利用が本格化することになったが、今後もわが国が優位性を誇る素材・部材分野の強みを活かし、これらの産業が世界トップレベルの競争力を持てるよう支援していく。 (2)「低炭素社会」実現のための技術開発、資源確保の推進。環境調和型の製鉄プロセス開発や希少金属の代替材料開発、電気自動車の導入、低燃費・低騒音航空機の開発など、「革新的技術」の開発を積極的に進める。 (3)安全・安心な経済社会の構築。わが国は少子高齢化社会を迎えて、医療・福祉へのニーズが高まっている。また、化学物質による人体や環境へのリスクを抑えるため、REACH規制など国際的な動向も踏まえ、わが国としても化学物質の管理・審査の方法について見直しを行う。 (4)「感性価値創造」の促進と国際発信力強化の支援。未来を見据えた日本の新たなものづくりの価値軸として、作り手と使い手の感性による「共創」や、環境と調和するものづくりなど、伝統と文化に裏打ちされた「感性価値創造」を推進する。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1230785297.txt |