2009年01月01日
藤吉・石化協会長「脱石油原料化など国際化対応急ぐ」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:石油化学工業協会
藤吉建二会長

 石油化学工業協会の藤吉建二会長(三井化学社長)は1日付の年頭所感で「われわれ石化業界は100年に一度という世界的な景気後退の中で減産を余儀なくされ、一方では中東を中心に、安価な原料による大型新鋭設備の稼動など、厳しい事業環境にさらされている」と、現状の厳しさを強調したあと、今後の取り組みについて「事業の国際化に加えて脱石油原料化や、高エネルギー効率設備へのシフト」などを挙げ、「企業活動に必要な環境整備のため税制改革、規制改革等に引き続き積極的に取り組む」との決意を表明した。
 
 また、企業にとっては「保安・安全の確保」が最重要であるとし、保安研究会、保安推進会議等を通じて運転技術、設備管理技術の向上を図るだけでなく、“安全文化”醸成のための新たな取り組みを推進する。地球温暖化などグローバルな環境問題に対応するため、温暖化ガスの排出量削減に積極的に努めるなどの考えを強調した。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1230786591.doc