2009年01月06日
POフィルムの出荷、11月も前年を大きく下回る
11.4%減で26ヵ月連続の前年同月割れに
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:日本ポリオレフィンフィルム工業組合

 日本ポリオレフィンフィルム工業組合の集計によると、ポリオレフィン製インフレーションフィルムの昨年11月の総生産量は53,007トンとなった。前年同月の実績を11.4%下回っている。
 
 これで同フィルムの月間総出荷量は、06年10月以降26ヶ月連続の前年同月割れとなった。また、これに伴う昨年1月から11月までの出荷の累計は602,688トンとなった。前年同期の実績を6.8%下回っている。昨年の年間総出荷量も前年を下回ったと見られる。2年連続の前年割れとなる。中国をはじめとしたアジア諸国から安価なレジ袋やごみ袋が前年以上に活発に持ち込まれたことによるもの。
 
 11月の実績を品種別に見ると、LDPEフィルムは33,469トンで前年同月比が10.2%減、HDPEフィルムは18,271トンで同13.6%減、IPPは1,267トンで同12.4%減となっている。LDPEフィルムは26ヶ月連続、HDPEフィルムは27ヶ月連続、IPPは2ヵ月連続してそれぞれ前年同月を下回っている。
 
 一方、1〜11月の累計の内訳は、LDPEフィルムが382,122トンで前年同期比7.1%減、HDPEフィルムが205,488トンで同6.5%減、IPPが15,078トンで同1.7%減となっている。