2009年01月07日
VECの賀詞交換会も盛況
「政府の政策出動を期待」と菅原会長
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

 塩ビ工業・環境協会(VEC)は7日、都内の如水会館で新年賀詞交換会を開いた。塩ビ業界にとっても厳しい経済環境の年明けとなったが、会場には例年を上回る大勢の関係者(同協会推定は400人)が集まり極めて盛況であった。

 冒頭、挨拶に立った菅原公一・同協会会長(カネカ社長)は「米国発の世界同時不況の影響もあって塩ビ樹脂の昨年の国内向け出荷量は四半世紀ぶりに120万トンを割り込み、また輸出も前年の60%近くまで縮小したと見られる。しかし私は塩ビの今後を悲観しているわけではない。政府の景気対策の効果が現れる今年後半にはゆるやかながら反転すると期待している」と強気の見方を披露すると同時に「ただしそれには政府の大規模な政策出動が不可欠」と政府への注文も付け加えて、盛んな拍手を集めた。

 同会長の挨拶に続いては、経済産業省製造産業局の後藤芳一次長が祝辞を述べ、さらに中原茂明副会長(トクヤマ会長)の音頭による乾杯を経て和やかな歓談となった。

【関連ファイル】
菅原VEC会長挨拶
https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1231316826.doc