2001年05月10日
三井化学、日石化学「浮島石化」を解消
9月末めど、コンビナート運営効率化図る
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友化学、三井化学

 三井化学、日本石油化学の両社は10日、共同出資会社である「浮島石油化学」のエチレンプラント運営について協議した結果、9月末をめどに浮島石化を発展的解消することで一致したと発表した。
 解消後は日石化学川崎事業所にある第1エチレン装置(年産40万4,000トン能力)は日石化学、三井化学市原工場内の第2エチレン装置(同55万3,000トン能力)は三井化学がそれぞれ独自に運転管理する。
 浮島石化は設立から30年以上の歴史があり、これまでは緊密な連携の下で融通、スワップを行ってきたが、三井化学が住友化学との事業統合を決めたのをきっかけとして、コンビナート運営の効率化について話し合いが進められてきた。
 プラント引き取りなど細目条件については今後話し合って決める。
 浮島石化は1967年11月に設立、資本金1億円で両社の折半出資、社長は現在中西宏幸三井化学社長が兼任している。