2009年01月20日
DOWAホールディングス 東南アジアの廃棄物処理会社を買収
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:DOWAホールディングス

 DOWAホールディングス(本社:東京都千代田区 河野正樹社長)は20日、子会社のDOWAエコシステム( 本社:東京都千代田区 古賀義人社長)が東南アジアの廃棄物処理会社 Modern Asia Environmental Holdings Inc.(以下MAEH社)の発行済みの全株式を、HSBC Private Equity (Asia) Limitedを主体とする投資ファンドから譲り受ける契約を締結したと発表した。譲渡日は、2009年2月5日を予定。

 MAEH社は、東南アジア3カ国、4拠点で廃棄物処理事業を展開している。インドネシアでは唯一、有害廃棄物の最終処理の営業許可を所有している。タイでは、焼却処理施設と最終処理施設の2拠点で廃棄物処理事業を行っている。タイの焼却処理施設は2ヵ所しかなく、そのうちの1ヵ所。シンガポールでは、1拠点で焼却処理や蒸留・再生事業を行っている。

 インドネシアとタイの最終処理施設の敷地面積の合計は約100万〓で、DOWAグループが秋田県に保有しているグリーンフィル小坂(民間の管理型最終処理施設としては日本最大級)の約10倍の広さだ。

 現在DOWAグループは、日本国内に300万立法メートルの最終処理容量を確保しているが、今回の買収により合計で1,000万立法メートル以上になる。今回のMAEH社の買収で日本と同様のビジネスモデルが東南アジアで展開可能となり、新たな成長が期待できるとしている。


【MAEH社の概要】(2008年12月末現在)
・会社名 Modern Asia Environmental Holdings Inc.
・代表者 Director & President / COO:Edward A. Corcoran
・設 立 2000年7月
・資本金 16.39百万USドル
・株 主 WM Holdings Inc. 100%
・売上高(連結) 33百万USドル(2008年度見込み)
        EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)11百万USドル(2008年度見込み)
・従業員数 約750名(グループ計)


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1232445536.pdf