2009年01月22日
クレハ いわき事業所炭素繊維増強設備、稼働開始
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:クレハ

 クレハ(本社:東京都中央区、岩●隆夫社長)は22日、炭素繊維(商品名「クレカ」)の需要が拡大していることに対応し、いわき事業所の“炭素繊維原糸”増強設備の稼働を開始したと発表した。

 同社の炭素繊維は半導体用シリコンやセラミックの製造工程で断熱材として使用されているが、太陽電池用シリコンの熱処理炉に断熱材として需要が大きく伸びているという。

 太陽電池市場の急速な拡大で断熱材の供給体制を早急に構築していくため、“炭素繊維原糸”の増強設備を2ヵ月前倒しで稼働開始させた。原糸生産能力は年産1,100トンから年産1,450トンへ従来比3割増強された。(将来、年産1,800トンまで増強予定)

 現在、いわき事業所、中国(上海)および米国(ペンシルバニア州)の各生産拠点で増強前倒しや追加対応の再構築をしている。(●は崎の「大」が「立」)


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1232584927.pdf

<既報>
2008年01月28日
クレハ、炭素繊維事業拡大、いわきと上海で同時に大型増強
http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.php?NCODE=23218